【嫉妬】
「自分より優れて見える者や、自分の持っていないものを持つ者、
手にした者に対してそれを羨望し、不快に思う感情あるいは心理。」とある。
嫉妬心は生後間もない赤ちゃんでさえ芽生えると言われています。
私たちが抱く嫉妬心。出来れば抱きたくないもの。
手放そうと擦ればする程…その感情の重さに苦しめられる。
今日は『さそり座の新月』
新月には毎回様々な向き合うべきテーマがある。
今回はさそり座のテーマの一つ【嫉妬】について
少しお話ししてゆきます。
多くの映画やドラマ、小説でも…嫉妬をテーマにすることがしばしば。
それだけ私たち人間にとって嫉妬とは興味深いもの。
家族への嫉妬、恋人への嫉妬、友達への嫉妬
親密になればなる程湧きやすくなる嫉妬心。
嫉妬はする方もされる方も、良い気持ちにはなれない「心の作用」。
そもそも嫉妬心とは何なのでしょうか?
相手を羨ましいと思う気持ちには種類があり
「心から羨ましいと思い称賛する気持ちと」
「心から羨ましいと思っているのにそう思いたくはない気持ち」
そして嫉妬は後者の方。
嫉妬は…「自分にもそれ位出来るのに、なぜあなたが?」
みたいに自分との比較が入ります。
「私も同じ位努力してるのになぜ?」
「これだけ努力してるのにどうしてあなたは努力せずに得ることが出来るの?」
私⇔相手
この比較が自分の中で想定外の相手が上位になった時、
単なる「羨ましい」から「嫉妬」へと変化してゆく。
打ち消そうにも湧いてくる嫉妬心。
ではその嫉妬心を手放す方法はあるのでしょうか?
まずは嫉妬をする理由の中に含まれる
「なぜこの人が?」「この人ばかり?」
これには相手を自分より下に見ている自分の心の中のランキングが作用します。
自分が心から尊敬する方が称賛されれば
その方の称賛は自分自身の喜びとなる。
ところが自分より下に見ていた方や同等だと思っていた方が称賛されると
喜びどころか不快に感じる…
そんな心の中のランキング
本当に自分より下なのか?同等なのか?
その比較は相手を全て把握した上での比較なのでしょうか?
もしもほんの一部分しか見ていないとしたら…
それは勝手な思い込み。
もしかしたら…影の努力や苦労を知らずして、表面だけで比較し、
それが嫉妬へと繋がっているのかも知れません。
比較なんてしても所詮何の意味も無いのです。
「私だって同じ位努力したらきっと同じ物を手にしていたはずなのに」
そう思うなら同じだけ努力すればいいのです。
それが出来ない理由として
相手の粗を探す行為、そこに費やす時間こそが『無駄な嫉妬時間』
時間は誰にでも同じように流れてゆきます。
嫉妬をする側も、される側も同じ。
嫉妬に時間を費やしている間も、相手は更なる努力を積み重ねる。
与えられている時間をどのように使うかで、
未来はどんどん進路を変えてゆく。
誰でも湧いてくる嫉妬心。
湧いたらまずはその気持ちを認め
相手のどんなところに嫉妬してしまったのか?
果たして自分はそれを手にすることで本当に幸せに満ち溢れるのか?
それを手に入れるための器は準備出来ているのか?
求めていること、羨ましいと思うことを受け入れる自分自身の器は、
本当に大きさが合っているのかをもう一度見つめ直し
身の丈を知るのも大事なこと。
嫉妬に費やす時間を相手の祝福に変え
今の自分だからこそ出来る事、そこににエネルギーを費やす。
そんな自分でいれたなら…きっと
他の誰かが心から祝福をしてくれるはずです。
人を羨ましいと思う気持ちを、
心からの『祝福』に変えるのは
そう難しいことではありません。
相手への祝福は必ず自分の元に返ってくる。
祝福のエネルギーが沢山の人を幸せにする。
その「沢山の人」の中に自分もいるのです。
もしもある日…心に『嫉妬のエネルギー』が湧いてきたら
それを『祝福のエネルギー』に変えませんか?
心地よい今、そして未来のために…。
~お知らせ~
2014年11月13日(木)
カラーセラピスト養成講座開講
https://www.cooria.jp/hajimete.html
2014年11月22日(土)
はじめてヨガワークショップ開催
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