先日…
5月11日(日)母の日に
現在アンバサダーを務めさせて頂いている
Doveの広告が読売新聞の一面に大きく掲載されました。
『自分本来の美しさを大切にするリアルビューティー』がコンセプトのダヴ。
今回は『母』がテーマ。
素肌感を見せるため、撮影は完全ノーメイクで行われました。
この撮影は昨年の12月に都内某スタジオでのもの。
真ん中は女優の本上まなみさん。
7名のアンバサダーの一人として私Chaiは下段右端です。
20代の頃から飲料会社のイメージガールや様々な企業でモデルのお仕事をさせて頂き
妊娠中の30代では妊婦雑誌のマタニティーウエアのモデル
30代後半はヨガ講師として、様々なブランドのアンバサダーとして
メディアに出させて頂く機会に恵まれ…
そして40代、今回は母として撮影に参加させて頂く機会が訪れました。
Daveは信頼されるアメリカの有名ブランド
その分オーディションも書類選考・面接・カメラテストまできっちりと行われます。
書類選考後のある日、最終選考のオーディションのご連絡を頂いて
ワクワクしたのもつかの間…
なんとその最終選考の日は、楽しみにしていた娘の保育園最後のお楽しみ会の日でした。
よりによってこの日!?
どの世界でも同じですが、チャンスが訪れたら掴みに行くのは自分自身。
チャンスは幾度と訪れるものではありません。手放せばそこでおしまい。
そうはわかっていても今回はその選択肢に悩まされ…
心の中では『そこまでしてやるべきこと?』と自分に問う気持ちと
『せっかくのチャンス、久しぶりに挑戦してみたい』そんな想いが交差していました。
母であること
働く一人の女性であること
私がスタジオの運営をし、ヨガやカラーを通じてお伝えしたい事の一つ
『女性はいつくつになっても輝ける
きっかけさえあればもっともっと輝く事が出来る
そんな自分自身の輝きが、周りをも輝かせるきっかけとなる。』
妻になっても、母になっても、年老いても…
女性はいつだって輝きを手に入れることが出来る。
『美しさは心の在り方しだい』
それを伝える立場としても
自分自身が少しでも輝きを見せることが出来たなら
きっと誰かに希望を与えることが出来るはず
そう想い…今回挑戦してみたかったのです。
とは言え…
もう二度と見られない娘の貴重な成長の記録を諦め
オーディションに参加する事は
娘に残念な気持ちを与えるだけでなく、
『母としてもどうなの?』と言う想いが頭に過り
答えを出すことに躊躇しながら時間だけが過ぎるばかり
でもこれ以上躊躇している訳には行かず
まずは母に代わりにお楽しみ会を観に行って貰えるかどうかを聞いてみました。
答えは『ノー』 丁度用事と重なって無理との事。
やっぱり今回は諦めるべきなんだろうなと
ちょっと安心したようなしないような複雑な気持ち。
ところが…それから直ぐに母が
『やっぱり用事キャンセルしたから行ってきて』
『せっかくのチャンスだからね♪』と…。
内心ビックリしましたが
その時の自分の心はビックリから『よし!』と気合に変わり
申し訳ないけれど挑戦させて貰うことに。
娘には『ごめんね。ママお楽しみ会行けないの』と伝えると
『大丈夫だよ。私、ママのお仕事してるの素敵だと思う。ママ頑張って来てね。
お楽しみ会の練習はお風呂に入った時に見せてあげる!』と言って
その日の夜、約束通りお風呂場にて元気に歌いながら一連の流れを見せて貰い、
私にとってはこれが最高のお楽しみ会となりました。
こうして母と娘に背中を押され、迎えたオーディション当日。
向かった先でもまだ『やっぱり観たいな~』と私の心は娘のお楽しみ会に。
そんな中…
最終選考に訪れた他の方々と控室でお話をする機会があり、
お話を伺うと皆さんここまでの経緯は様々。
忙しい中なんとかスケジュール調整をしてきた方々ばかり。
複雑な想いで来ていたのは自分だけじゃなかった…。
悶々とした気持ちを切り替え
せっかく与えられた機会、その機会を与えられ、参加出来たことに感謝をしながら
しっかりとオーディションを楽しませて貰いました。
そして数日後…『合格』の通知が。
ここまで沢山の心の葛藤があったから
ご連絡を頂いた時はとても嬉しかった。
お楽しみ会にも行けず、娘に寂しい想いをさせ
それって母としてどうなの?と自問自答を繰り返し、その先に手に入れたもの
それはただ単にメディアに出るという事だけではなく
家族には自分らしい『母』の形を家族に見せたかったのかも知れません。
母になったから出来ない、ではなく
『母になったからこそ出来た』をこれからも沢山家族に見せたい。
それが私の『母の形』
そして何よりも
娘が挑戦しようとしていることに快く協力してくれた私の母
そんな母に育てられここまで歩んで来れた私。
私も自分の娘には挑戦する事を恐れず
いざと言う時にそっと背中を押してあげれるような
そんな母を目指したいと思います。
恥ずかしながら今回は逆に娘に背中を押されてしまいました。
合格通知後の撮影で、
母の日に合わせた新聞広告掲載があるとのことで
5か月前にかなり早めのカーネーションを手に持ち笑顔で撮影。
5か月先の母の日へ、
私の母への感謝の気持ちと
母で居させてくれる娘へのありがとうの気持ち
今回の母の日は
5か月前からの長ーいサプライズとなりました。
母の日当日、新聞を眺める母と娘のびっくりした顔
サプライズは大成功です。
撮影した時の私の目線の先には未来の希望がある。
それを実現出来た今、今日の満月と共に、改めて感謝の気持ちで一杯です。
これからも娘であり母であり
沢山の女性に希望を与えられる講師で在り続けたい。
今回採用して下さったダヴ(ユニリーバジャパン)様
撮影して下さったスッタッフの皆様
機会を与えて下さり心より感謝申し上げます。
この先のリアルビューティーを目指して…
ダヴで心もカラダもピカピカに♪