劇団四季の超ロングラン公演『キャッツ』を観てきました。
かれこれ二十年以上続いてきたミュージカルです。私は今回で三回目ですが、横浜のキャッツシアターは初めて。今回の座席は回転席。しかも真ん中二列目。回転席って何だろう?って、それもワクワクでした。始まるとその意味がわかりました。開演前は舞台裏に座るのですが、始まると同時に舞台の裏から座席ごと回転して正面に移動。アトラクションみたいで楽しい席です。そして、始まってから更に驚いたのは、舞台と座席との距離が2メートル位しか離れていません。あんな間近でミュージカルを観たのは初めて。キャッツ自体、一般的なミュージカルに比べて距離感は近いのですが、こんなに近いのはさすがにビックリです。役者の姿勢、バランス感覚、呼吸する胸の動き…ついついこんな所が気になってしまい、完全に職業病!?
とにかく演じている姿は完璧。人間なのに段々本物のネコのように見えてちゃうんです。歌も踊りもすばらしく、ステージから役者達のものすごいエネルギーが観客に降り注ぎます。
三回目なのに前回、前々回とは違い、かなり進化していました。ステージ、照明、音、全てがよりゴージャスに変わっていて圧巻です。ロングランな理由がとてもよくわかります。いいものは人に驚きと感動を与え、長く愛される。ただ同じものを長く続けることよりも、少しずつでも進化していると、今回はどうなるんだろう…と人々をワクワクさせ、繰り返し観たくなる。もちろんワクワクだけじゃありません。観る度に新しい気付きや発見が待っています。
ヨガを指導する時も同じです。一つのポーズを繰り返し指導していても毎回同じではなく、少しずつプラスアルファがある事。一つのポーズにはより効果を感じる為には細かい部分までお伝えしなくてはなりません。でも、限られた時間の中で皆さんへ全てお伝えする事は難しく、おそらく生徒さん自身も頭がパンクしてしまうでしょう。だから、通われる度に少しずつプラスアルファをお伝えし、徐々によりよいポーズへと進化してゆきます。一度や二度レッスンを受けたからと言ってポーズが完成する訳ではないのです。生徒さん自身もレッスンの度にポーズを深め、新しい発見や気付きを感じながら少しずつメンタル面も肉体も強化されてゆける。それがヨガの楽しさ、喜びでもあるのです。『継続は力なり』正にこれですね。
一緒にキャッツを観たMさん。観終わってから『何だかヨガのポーズと同じような動きが沢山出てきた。ダンスでも基本の動き、体を動かす時の注意点はヨガと同じなのね』と…。その通り。ただ闇雲に体を動かしていては体を痛めてしまいます。頭を深く下にさげたらなら起き上がる時は頭から上がるのではなく頭は一番最後。後ろを振り返る時は胸から回して頭は後からなど…ダンスでもバレエでもヨガでも同じ。基本が出来てこそ美しいものとなるのです。
あっという間の二時間半でしたがキャッツを観て沢山のエネルギーを頂き、更なる感動と喜びを得ました。何度観てもすばらしい作品です。また次回観る頃にはどんな進化があるのか…そう思わせてくれる最高のミュージカルです。
私もそんな風に感じて頂けるような素敵なヨガのレッスンを『ロングラン』出来ますように…。
余談ですが…Mさんから教えてもらったキャッツのもう一つの楽しみ方。劇場の中に横浜公演だけの演出があるのです。それは、壁に飾られた数々のセットの中に『崎陽軒のシュウマイの箱』が紛れて飾られているのです。始まる前から2人で必死に探しましたが全然見つからない。そして…ようやく最後劇場内を出る間際に発見!崎陽軒の箱に大騒ぎしながら頭もスッキリ!観に行った際には是非皆さんも探してみてくださいね。
『キャッツ』には、何度観ても楽しい、ドキドキ、ワクワク、発見、感動、喜びが沢山待っていますよ~。
あ、もちろんクーリアにも!何度来ても楽しい、発見、感動、喜びを沢山ご用意してお待ちしております。是非体験しに来てくださいね(^_-)。