娘が大好きな本
「星の王子さま」 Little Prince
その世界中で愛されている物語が映画公開となり
早速初日に観て来ました。
正直…この本を私自身が初めて手にした時
表紙のイメージとは違い深いメッセージ性を感じ
そのメッセージを吸収することに時間がかかったのを覚えています。
ところが2回3回と繰り返し読むことで
心には不思議な余韻が芽生え始め
忘れていた子供心とご対面。
忘れてはいけない
ピュアで未完成でキラキラな心が
自分の心に存在していたことに気付かされます。
今回の映画
The Little Prince〜その先の物語〜
原作の続きとして
現代の親子のストーリーと絡めたもの。
映画の中には本と同様に
沢山のメッセージが登場し
例えばこんな言葉
「心で見なくちゃ、
ものごとはよく見えないってことさ。
肝心なことは目に見えないんだよ」
きっと現代の私たち大人なら
こんなメッセージが届けられる度に心の中
映画を観ながら過去の自分、今の自分、これからの自分へ意識が向けられる。
人生の歩みの中で出会う様々な言葉。
例えばそれが街の看板に書かれたキャッチコピーでも
電車の中吊り広告でも
そのメッセージを受け取ったことで人生が変わることもある。
無数に存在する様々な言葉は
誰かが誰かのために発信するもの、
もしくはただの呟きかも知れないけれど…
受け取り手が存在した瞬間
その言葉は輝きを増し、人生までも変えてしまう。
「変わりたい」と思って変わる時
人は変われる素となるものを探す。
でも人生の中には変わったことに気付かず
後から変わっていたことに気付く時がある。
この「星の王子さま」は
そんな気付かない変化をそっと教えてくれ、
その変化とどう向き合うかを試されているのかも?
そんな余韻に包まれる物語。
メッセージを受け取り
変化と向き合い
一番星にこだわらず
夜空に瞬く無数の星を素直な心で眺められた時
どこかの星の誰かの眺める星の一つ
地球と言う大きな星に立っていることに
この星の一員としての喜びと
自分自身の存在を感じながら微笑みが生まれる。
娘と同じ心で感じることができるのは
この物語を後何回読めばいいのだろうか…
いくつのメッセージと向き合えばいいのだろうか…
忘れていた子供心を取り戻してみたいと願う自分と
早く大人の世界を見てみたいとワクワクする娘と
交差する時期が来たらその時はぶつかり合うのか
それともぶつからないのか
どの道、この物語はもう既に私たち親子の心の中には存在し
星の王子さまは必要な時に必要なメッセージを
心の中で星のようにきらめかせるに違いない。
映画のサブタイトル
〜その先の物語〜は
観ている私たち親子の心の中で今も続いている。
映画の最後はきらり涙が一粒こぼれ落ちる
そんな映画です✴︎
是非大切な人と映画館で…