ある草原に一匹の羊が群から離れて迷っていました。ある男が、通りすがりにその羊を見つけ、羊に近付いてゆき、この羊はどこの羊だろう?きっとどこか帰る場所があるだろうに、迷ってしまって可哀そうだな・・・と思いながら、羊のお尻を軽くポンと叩いてみました。すると羊は方向を変え歩き出し、また男がポンと叩くと歩き出し…その繰り返しでしばらく歩き続けました。しばらく歩くと一件の山小屋にたどり着き、家主が出てきてこう言いました。『この羊はうちで飼っている羊です。なぜうちの羊だとわかったのですか?』と…。男は『私はただ軽く羊のお尻を叩きながら一緒について来ただけです』と答えました。
さて、羊はなぜ迷っていたのにきちんと自分の行きたい場所にたどり着いたのでしょうか…。このお話は心理学の中に出てくるたとえ話です。
羊は場所を知っていたのにわざと迷ったふり?
ただの偶然?
皆さん色んな想像を膨らませることでしょう。
人は自分の進むべき道、目標に向かって進む方法を自分自身がよく知っています。では、なぜ人は進路に迷うのか?
迷わず済むのなら、誰もが毎日不安もなく安心して進んでゆく事ができるはずです。
動物には本能があります。人間も本来は動物と同じ、本能で行動が出来るはず。ただ、現代は情報化社会。様々な情報に左右されどうしても迷いや不安がついて回ります。そんな時に、やはり周りの人のちょっとしたアバイスや人からの言葉で、自分自身に気付きが与えられ、本来の進むべき道が明確になり、後悔しないゴールへと近付いてゆけるのではないでしょうか?
迷っていた羊も同じです。ほんの少しのサポートと一緒にいる安心感から本能が自然に働き、進むべき道を歩き出したのだと思います。でも、サポートはどんなサポートでも良いわけではありません。あまりにも強すぎるサポートではダメなんです。誰かに頼る、誰かの意見に従う事。これってすごく楽です。でも、そのサポートが一生続かなかったり、正しい道と約束されなければ後で必ず後悔や、失敗すれば相手に対して責任を負わせようとしてしまいます。後悔したって、誰かのせいにしたって、もう過去の自分には戻れません。やり直しは出来ないんです。
今、あなたがもし迷っているのなら…自分探しをしている最中なら…その答えは自分自身だけが知っています。ただ今はその答えを導き出す方法を探しているだけなのです。ほんの少しのサポートと安心感で自分の道を明確にしたい方。そんな方は是非クーリアのヨガを、そしてコーチングと言うセッションをオススメします。ヨガのレッスンでは、時々このような心理学に基づいたお話しやワークも行います。ヨガを学びながら沢山の気付きをえられるでしょう。そして、コーチングのセッションではより深くより明確に自分の目標や夢を導き出す事が可能です。人の手助けや言葉の気付きは必要ないよ!と言う方。それもありです。ゆっくりのんびり進むのもいいと思います。あなた自身のペースがあります。でも、早く目標を定めたい方や夢に少しでも近づきたい方。chaiが心理学(コーチング)のスキルを使ってお手伝いをさせていただきます。少しでも早く、迷いや不安を取り除き、気持ちよく目標に向かって歩き出しましょう・・・。
あなたは自分の本当のゴールに気付いていますか?