子供の目線で・・・

地震後・・・
気になることがあります。
それは、子供達。
地震が起きた当日は、子供って割りと地震が起きてもあまり恐怖心って無いものなのね。と、楽観視していました。
ところが・・・地震から1週間・2週間と時が経つに連れてどうも様子がおかしい。
1週間目、急に赤ちゃんに戻ったような我が子(3歳)「抱っこして~!」とか、赤ちゃんの頃よく見ていたNHKの番組を観たがったり、夜鳴きもした。
2週間目、地震の緊急速報が入ると急いでテーブルに入るようになった。
夜になると夕食を戻したりしていた。
3週間目、急に緑色の物に執着し、以前ブログに書いたように緑の物体・・・『ガチャピン』のDVDを頻繁に観たがる。車に乗るのを嫌がる。

と、我が家はこんな感じ、我が家だけ?と思っていたら、周りのお子さんが居る方からも、「うちの子最近青と緑の絵をよく書くの。カラーセラピー的に何かある?」と聞かれたり、「抱っこばかりせがまれるの」とか「夜鳴きするの」とか、同じような声が沢山聞こえてきました。うちだけじゃないんだ!と驚きましたが、様々な事から地震の被害が出ていることに改めて気付かされます。

もう前進するしかないんだ!と前向きに進むことが大事ですが、この子供達の件は絶対に見過ごしてはいけない問題です。子供は大人たちのようになかなか気持ちを切り替えることが出来ず後から恐怖心や不安が込み上げてきます。テレビのニュースでも、被災地の子供達のメンタルケアの話題が流れていました。震災の被害は、まず目で見えることから始まり、徐々に様々な部分、体の内側、心にも大きな影響を及ぼしていたことに気付かされるのです。

震災後に節電や義援金への意識が高まる大人たち・・・無駄遣いをやめて必要最低限な物しか買わない方が増えています。お子様のおやつも買うのを控え、レジャーにも行かず、大人はそれで気持ち的に(その行動を取ったことに)安心しているのかも知れませんが・・・子供達はなかなかそんな状況をしっかりとは理解できないのです。そして、その行動を取る大人たちからはため息や不安な表情が表れ子供達には辛い現状です。

では、どうしたら子供達の心の中に笑顔が戻るのでしょうか・・・
それは私たち大人がいつも笑顔で居ること。
子供達に地震なんて「へっちゃらだよ」位の余裕。(見せ掛けでもいいので)
周りの大人が安心感を与えることでしか子供達は癒されません。
それと、こんな時だからこそ楽しくお出かけも必要です。

カラーセラピストをしていると、よく『うちの子供が最近真っ黒の絵を描くんです』と相談を受けます。そんな時『お母様はその絵をどうされましたか?』と聞きます。すると、『怖くなって真っ黒のクレヨンを隠しちゃいました。もっと明るい色で描いてねって言いました』とおっしゃる方がいらっしゃいます。
実はこれ、かなり逆効果です。否定されると子供は更に描きたくなる、もしくは違う形で心を表現しようとします。
そんな時は・・・・お母さんが一緒に子供の目線でお絵かきに参加し、子供が描いている横で明るいクレヨンを使い真っ黒な絵の近くにお花を描いてあげるのです。そうすると、子供は少しずつ心を開き、徐々に明るいクレヨンで絵を描き始めるようになるそうです。
これは、お母さんが同じ目線で一緒にお絵かきをしてくれていると言う安心感と遊んでくれている喜びや楽しさが心を開かせているのです。
コミュニケーションを取ることは大人でも子供でも大切な事。
何かあったのでは?と焦るよりも、まずは一番身近な家族がコミュニケーションを取り、一緒に楽しむこと。原因は意外と身近なコミュニケーション不足だったりするんです。

地震後の子供達も・・・いつも以上にスキンシップを取ったり、地震のニュースを観るのはなるべく子供がお昼寝中や幼稚園に行っている間などにして、夜はテレビを消して、子供と沢山遊んであげることで少しずつ地震のトラウマから開放されてゆくかも知れません。
お休みの日も、同じ目線で・・・・たまには子供のペースに合わせて行動してみては如何でしょうか・・・。

いよいよ春です。
桜。つくし。ちょうちょ。
一緒に公園で『春』探し。色んな『春』を見つけてみるのも楽しいものですよ。
我が家も『春』探しに行ってきま~す!(^^)/

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