■ manabi

今回は講師である私自身のmanabi(学び)について。

ヨガ講師を目指した時はもちろんのこと、その後もヨガだけでなくあらゆる分野の学びを重ね、今に至ります。ヨガに限って言えば流派は様々。哲学・思想・アーサナ(ポーズ)など、学べば学ぶ程その奥深さを知ります。

スタジオを始めた頃は、指導者としてどんな風にヨガの学びを深めたら良いのか?学びに対して模索しながらレッスンを続ける日々でした。時に自分が伝えたいことと生徒さんたちが求めるものが違っていたり、新しい学びで吸収した知識をアウトプットするタイミングが無かったり、無駄に時間を費やしたものも沢山。それでも指導者としての年月を積み重ね、様々なことを経験して行くと、段々と今求められているものがわかり、その中で「自分はどうしてもこれを伝えたい」そんな気持ちに気付き、今ではそれが自分独自の指導スタイルに。

ヨガに限らず殆どの学びには修了証や認定書など謂わゆる「ライセンス」があり、講師に成り立ての頃はどちらかと言うと学びを深めるよりもライセンス取得にばかり意識が向いていた気がします。過去の自分に何か伝えるとしたら「そのライセンスを取得しても意味ないよ」と言いたくもなるのですが、きっと自分はその「意味のない?」ライセンス取得があったからこそ、今ここに辿り着いているのかも知れません。

現在の私が今どこに辿り着いたのかと言うと、ヨガだけではない整体やカイロプラクティック的な視点で生徒さんたちの身体を診れること。

十数年前は解剖学と言っても骨や臓器、筋肉の名称を覚えたり、指導するにあたり必要最低限な知識を吸収することに必死でしたが、今では一つの不調からまるで地図を辿るように原因まで辿り着いたり、目の前の生徒さんが今どうするべきかをわかりやすくお伝え出来るようになりました。

ただし、地図のように身体の不調の原因を探しあてても、それを治療出来るかどうかはまた別の話し。不調緩和にストレッチやヨガポーズでアプローチするだけでなく、違う分野の学びを深めながら、いつの日か「治療」と言う言葉を使い不調を改善出来たら理想的。なので、今はその理想に向けて学んでいる最中です。

まだまだ学ぶべきこと、学びたいことは沢山で、今学んでいることが決してゴールではないのですが、きっと未来の自分からはもう「それ、無駄だよ」とは言われないはず。

スタジオには10年以上通ってくださっている生徒さんが沢山いらっしゃり、きっと長い年月と共に私の成長を見てくださっているはず。だからこそ、学びを止めることなくまだまだ成長し続けたい。

「ヨガ」と言うキーワードで来てくださった生徒さんたちに、私なりのヨガを伝えながら「え、こんなことまで教えてくれるの?」「ヨガだけじゃなく得しちゃった」的な+αを沢山ご提供出来るように日々様々な視点での学びをこれからも深めて行きます。

今後もここで、少しずつ私のmanabiについてご紹介して行こうと考えています。今何を学んでいるのか、今まで何を学んで来たのかをお伝えしながら、知恵を必要としている方々のために役立てることが出来たら本望です。

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